2010年6月18日金曜日

トレーラーのある人生




今年70歳になるIさんは、先日Hobbyの560UFeをご購入されました。
全長7.6m、全幅2.5mのある大型のトレーラーです。



以前から普通免許でけん引できるサイズのトレーラーを所有していましたが
今年、幕張の展示会でHobbyのトレーラーを見たのがきっかけとなり、大きいものにステップアップされました。

Iさんは、子供のころからスキーの選手で、現在はシニアスキーの大会に出場しています。
毎年、10月頃からオープンするスキー場を皮切りに、翌年の初夏にかけてスキー場をトレーラーで転々としています。
年間の半分以上トレーラーの中で過ごされていて、スキーの後は、トレーラーの中で仲間と宴会をするのが楽しみのようです。

非常にパワフルなお方です。

「人生と言うのは好きなことをやって、楽しまなくちゃダメだよ!楽しいことはどんな事だって頑張れる するとどんどん上達する」と私共に良くお話されます。

確かに論語にも、「之を楽しむものに如かず」、「楽しんでもって憂いを忘れる」とあります。
趣味でも、スポーツでも仕事でも、好きな段階から、さらに楽しめる領域に入ると
どんな苦労も本当は楽しんでいるのかもしれません。


Iさんは、何とけん引免許を教習所ではなく、警察の試験を何回も受けて取得しました。
いつかは教習所に通い始めるのでは?と社員と話していたのですが、Iさんの執念には敬服しました。

納車の日「次はトレーラーで日本一週に行くかな、終わったら次は世界一周だ!」と言って帰られました。
友人には「外国なら買った方が安いんじゃないのか?」と言われても、「そういう問題じゃないんだよ!」
と言い返したそうです。


Iさんを見て、「青春とは人生のある時期をいうのではなく心の様相をいうのだ・・・・・・」
というサミュエルソンの詩を思い出しました。

お話していると、何か熱いものが伝わって、大変勇気が沸いてくるお方です。

きっと、末永くトレーラーライフをお楽しみいただけると思います。

2010年6月10日木曜日

シャシー許容荷重とタイヤの安全

このたび日本RV協会より、会員が発売されるキャンパーには、それぞれの車輌の最大許容荷重が掲載されることが義務化されました。
http://www.jrva.com/jrvanews/2010/100402.html

これは過積載を防ぎ、タイヤのバーストや制動力の低下などを防止し、より安全に走行していただくためです。

最大許容荷重とは、GVWR(Gross Vehicle Weight Rating)、つまりその車の持つ最大許容重量です。

ヨーロッパのキャンパーは以前から義務化され、トレーラーなどでもすでに記載されております。



これはHobbyの495ULのシャシープレートです。
1400Kgと記載されていますので、車検証に記載されている車輌重量マイナス1400kgが荷物をつめる重量となります。

ヨーロッパのキャンパーカタログを見ますとMIROと言う重量が記載されています。
これは、車輌重量に実際に予想される荷物、LPガス、水、電源コードなどが含まれた重量で
Hobbyの400-500クラスには59kgが、車輌重量にプラスアルファされています。

荷物は知らず知らずのうちに増えてしまうものです。
500Kg程の荷物を積んでいる方も見たことがありますが、許容荷重を超えた重量は危険です。
タイヤ、制動力、ボディーと色々なところに影響があります。
ムーバー、エアコン、サイドオーニング等を取り付けている方は特に重量オーバーに注意が必要です。

また、同時に過積載はタイヤの許容荷重を超えている場合もあります。

Hobbyに多く備え付けられている純正タイヤは、185R14 8PRで、許容荷重は1本815kgです。(空気圧4.0bar)



つまり1630kg以上の車輌重量ではタイヤがもたないと言うことです。


また、トレーラーのタイヤは、タイヤ溝の有無に係わらず生産月から6年で交換をお勧めいたします。
タイヤの生産月は、タイヤの内側に生産週と生産年が記載されていますのでご確認してください。

2010年6月8日火曜日

トレーラーの車検




トレーラーの車検は2年に1回と定められています。

少なくとも2年に一度はブレーキの分解整備が必要です。
特に山坂の多い日本では、平坦道路のヨーロッパとはブレーキパットの消耗が著しく異なります。



このようにブレーキドラムを開け、パッドの状態やベアリングの状態を確認することは大切なことです。

また、オーバーラン装置の伸縮状態とロッドの調整も同様に必要です。


走行中交差点などで、ブレーキをかけた時、けん引車に違和感があるのは、ロッドの調整不良による慣性ブレーキの作動不良が主な原因です。

下回りもナットの緩みの確認や定期的にグリスが必要です。


少なくとも2年に1回は、信頼できる整備工場に点検をお願いしましょう。

ポルト6LTD入荷しました。




程度の良い中古車が入荷しました。
前オーナーは大型トレーラーに乗り換えです。
初年度登録平成15年式のクナウス ポルト6LTDです。

外装に大きなヘコミや傷がありません。
サイドオーニング、ルーフにはTVアンテナがついています。

前オーナーが丁寧にお使いになられたのが良く分かります。

レイアウトは定番のフロントダブルベットに展開可能なダイネット

大人2名が就寝可能です。

2バーナーとステンレスシンクの組み合わせ、冷蔵庫はドメティック3way



トイレとシャワーも付いています。さらに、トルマ10Lガスボイラーまであります。



リヤーは2段ベット、下のベットは大人でも余裕で就寝できます。




トレーラーを初めて、4~5人家族で使用するのには最適なレイアウトです。
金額もお求めしやすい金額になる予定です。

Knausグループはドイツ三大メーカーの一つです

今年の夏、トレーラーライフをスタートするのに最適なモデルです。