夏休み真っ盛りです。
あちらこちら旅行されている方も多いと思います。
当社のヨーロッパの取引先もすべて夏季休暇となりました。
休暇大国のドイツでは、通常夏休みが4週間です。
Hobby社も同様ですが、一部仕事で出社している人もいます。
それでも、最終的には６週間の有給休暇は必ず消化します。
オランダのＫＩＰも、すでに4週間の夏休みに入っています。
このうらやましい長い休暇制度は、1960年代に始まったそうです。
最初は、ドイツ国内を旅行していたそうですが、だんだん贅沢になって
イタリア、スペイン、ギリシャ等南の国に行くようになりました。
イギリスや北欧も同様です。
それとともに、キャンピングカーのマーケットが爆発的に拡大したのです。
キャラバンで夜通し走って、イタリア、スペイン等まで行くのです。
南にいく高速道路の渋滞を避けるため、州ごとに夏休みを変えています。
また、海外に別荘のある人も多く、ドイツではなんと50万人もいるそうです。
スペインやギリシャに、ドイツから数万円で行く安いチケットも、たくさん販売されているのを街で見かけます。
余暇が盛んですから、すべてにおいて価格が下がるのでしょうね。
それにしてもドイツ、中国に抜かれたといっても、つい最近まで世界第三位の経済大国、
あれほど休んでよく稼げるものだと思います。
会社の営業時間も、Hobbyを例に挙げれば
月曜から木曜日は、7:45-15:45
金曜日は12:45で終了です。
帰宅後、夫婦でコンサートやオペラに行く人、家の修繕をする人など様々に時間を消費します。
よく休みを取る分、非常に集中的に仕事をしています。
日本人より、今やるべきことと、どうでもいい事をつねに取捨選択しているように思います。
日本と比較してどちらが良いかは別にして、休暇に対する考え方は全く異なります。
因みに当社の夏休みは、8/10-19までの10日間となります。
陸続きのヨーロッパ人のように、南の国というわけには行きませんが、私もキャラバンに出かけます。
ご迷惑をおかけしますが、皆さんよろしくお願いいたします。
